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日外協について

日外協は、1974年、「本邦企業の海外事業活動の円滑化に資すること」を目的に、当時の経団連はじめ経済6団体の総意によって設立されました。1970年代は日本企業が海外に進出する黎明期でした。一方、秩序を軽視した日本企業の海外進出が現地での経済的なナショナリズムに火を付け、東南アジアでは激しい反日運動が起きていました。この教訓をもとに、進出国との共存共栄を重視したグローバル化を支援する目的で設立されたのが日外協です。

度重なる試練を乗り越え、日本企業の活動は大きく世界に広がっています。 国際情勢が目まぐるしく変わる中にあっても、日外協はそのミッションである「会員企業、そして日本企業の海外事業活動の発展に貢献し、変化するビジネス環境への対応、問題解決への支援を行う」に基づき、現在は、

  1. 国際人事・労務
  2. 海外安全・危機管理
  3. 海外健康・医療

を3つのメイン領域として、会員企業の皆さまのより良いグローバル活動のために情報発信とプラットフォームの提供を行っています。

日外協の活動概要

日外協は、セミナー、講演会、グループ研究会、出版物等を通じ、様々な情報発信とプラットフォーの提供、ネットワークの構築に努めています。

講演会、セミナー、グループ研究会

日外協は、講演会、セミナーグループ研究会を年間100件程開催しています。グループ研究会は、1. 国際人事・労務、2. 海外安全・危機管理、3. 海外健康・医療の分野で合計8グループ、会員企業約150社がいずれかまたは複数のグループ研究会に参加しています。これらのイベントで取り扱うテーマは、下記の通りです。

  • ◆グローバル人材の開発と育成
  • ◆海外駐在員の待遇、福利厚生、制度
  • ◆最近の国際政治、経済情勢
  • ◆初めて海外駐在される赴任者を対象とした異文化理解、海外安全の心得、海外の健康や医療に関する知識(非会員も参加可能な有料のセミナー)
  • ◆海外駐在員やその帯同家族、海外長期出張者のための戦争、紛争、テロ、自然災害、感染症パンデミックなどに対する海外安全・危機管理対応
  • ◆海外駐在員の健康管理、海外での医療に関する情報

出版物

日外協は、会報誌としての位置付けである月刊誌と海外駐在員や海外長期出張者向けの様々なガイドブックを発行しています。主な出版物は下記の通りです。

  • ◆『海外派遣者ハンドブック』:二十数カ国・地域が対象。海外駐在員の業務に役立つ事例集、労務問題の対応などを掲載
  • ◆『海外赴任者・出張者の安全マニュアル』
  • ◆『海外赴任者の健康と医療』

日外協サーベイ(定点観測アンケート)

会員企業を対象としたいくつかの定点アンケート調査も実施しており、その調査報告を内外に発表しています。主なアンケート調査は、下記の通りです。

  • ◆「企業の『海外安全対策』に関するアンケート調査」:1992年から隔年で実施
  • ◆「日系企業における経営のグローバル化に関するアンケート調査」:1996年から隔年で実施
  • ◆「海外・帰国子女教育に関するアンケート調査」:1999年から隔年で実施
  • ◆「海外健康・医療定点観測アンケート」:2024年初回アンケート実施

日外協のこの他の活動としては、政府への建議・提言の実施、海外安全・危機管理のアドバイザーの企業への派遣、ASEAN諸国の日本語スピーチコンテスト優秀者を日本に招聘する国際交流事業活動なども行っています。

各々の活動の詳細については「日外協の活動」の各項目をご参照ください。

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