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2025年11月17日
【日外協ウェビナー】2025年度 中国シリーズ講演会 第2回「中国の最新事情~幹部・従業員による不正行為の最新状況と日系企業に求められる対応」
『中国の最新事情~幹部・従業員による不正行為の最新状況と日系企業に求められる対応』
今回は、日系企業の幹部や従業員による不正行為と対応・対策について、最新の事例を含めた現状(特に個人の行為を中心に)、対応、防止策などについてご講演いただきます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
近年、日系企業に限らず、在中外資系企業においては、本国と中国との経営環境の差異、経費削減のために本国駐在員を減員したことによる管理の希薄化、利益を優先し社内の不正防止を軽視した管理体制などといったいくつかの要因により、幹部・従業員の不正行為が多発しています。近時においては、特に各種ハラスメントやリベート受領、管理職の派閥争い、不正精算、自己取引などの事例が顕著に見られています。
日本本社が中国現地の不正の手段を熟知することは容易ではありません。中国に派遣された駐在員の管理職と中国現地の営業職との間では管理に関する理念と経営の実務も異なるため、日本本社による監査・管理の基準は寛容になる傾向にあり、その結果、中国現地の会社においては不正行為が生じやすい環境となっています。
個人による不正行為は会社に損害をもたらすほか、中国においては、近年の会社法や刑法などの法令改正を経て、これらの行為をより厳しく規制する傾向にあり、場合によっては不正行為を行った個人のみならず、その行為者が所属する会社も処罰の対象とされます。このような状況下、幹部・従業員による不正行為について、会社においてはどのような行為がありうるのかその手段を把握するのみならず、不正行為が生じた場合の適切な社内調査・処理、並びに不正行為の確実な防止に繋がる社内体制の整備が求められています。
そこで今回、長年にわたり多くの在中国日系企業のコンプライアンス業務に取り組んでこられた実務経験豊富な中国弁護士に、最新の事例を取り上げながら不正行為の現状と対応について日本語でわかりやすくご解説いただきます。
【日 時】2025年11月17日(月)15:00~16:30
【会 場】Zoomウェビナーでのオンライン形式
【テーマ】中国の最新事情~幹部・従業員による不正行為の最新状況と日系企業に求められる対応
【講 師】
劉 新宇(りゅう しんう) 氏
金杜法律事務所 中国弁護士/中国政法大学大学院 特任教授/
中日民商法研究会 副会長
〈講師紹介〉中国・上海復旦大学法学部卒業、早稲田大学大学院修士(法学)、丸紅(株)法務部中国法顧問を経て、北京市金杜法律事務所パートナー。現在は、中国国際経済貿易仲裁委員会仲裁人、日本商事仲裁協会仲裁人、最高人民検察院民事行政案件諮問専門家、中国人民大学税関・外貨法研究所共同所長、北京外国語大学国際制裁・輸出管理研究センター共同委員長、全国弁護士協会渉外法律サービス委員会副委員長等も務める。
『中国赴任者のための法務相談事例集』、『中国商業賄賂規制のコンプライアンス実務』、『中国進出企業 再編・撤退の実務』(いずれも監修)等の著作がある。
【参 加 費】無 料(※日外協会員限定)
【定 員】100名(定員にもれた場合のみ事務局よりご連絡いたします。)
【参加申込み】下のお申し込みボタンをクリックし、申込みフォームにご入力の上、お申し込みください。なお、事前に次のURLで接続テストを行ったうえでお申し込みください。https://zoom.us/test
【本件のお問合せ先】 一般社団法人 日本在外企業協会 国際人事センター 日高 (TEL:03-3567-9271 E-mail:hidaka-h@joea.or.jp)