開催実績

丸紅㈱東京本社診療所長、東京本社産業医　山澤文裕　先生：「海外駐在員・帯同家族の”駐在先”における健康管理」

新型コロナウイルス感染症拡大防止策の緩和に伴い、世界各国との往来も増加してきました。企業から社員を海外駐在員として派遣するハードルも下がり、家族を帯同するケースも少なからず見られます。

海外勤務は日本国内での勤務と文化、環境、衛生状態、食生活などが異なり、生活習慣病の増悪、メンタルヘルス不調の発症、感染症罹患の危険性が高まることがあり、平素の自己健康管理が重要になってきます。労働安全衛生法は日本国内で勤務する労働者（海外からのインバウンド赴任者を含む）に対応する法律であり、海外駐在員に対しては適用されません。それに従えば、海外駐在員に対して企業は定期健康診断の実施義務はありませんが、労働契約法第5条は「使用者は，労働契約に伴い、労働者がその生命，身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。」と規定しており、使用者に海外駐在員を含むすべての社員の心身の健康管理を行う義務を課しています。

このことより海外駐在員に定期健康診断やストレスチェックを実施することになります。しかしながら、帯同家族に対して規定する法律はありません。

本研修会においては、ある総合商社が海外駐在員および帯同家族に対して実施している様々な施策について、安全配慮やリスクマネジメントの観点からご紹介する予定です。

みなさま方のご参加を心よりお待ち申し上げております。

 

（※日外協では、2021年3月に解散した一般財団法人 海外邦人医療基金を引き継ぎ、企業の海外赴任者・出張者の健康管理や海外の医療事情情報に関するセミナーを2022年度より実施しております。）

 

レジュメ概要

１　健康診断

　　　労働安全衛生法と労働契約法

２　労働時間管理

３　受診する医療機関の選択と緊急輸送

４　メンタルヘルスケア

５．感染症対策

 

セミナー概要

１．日時

　　　2023年3月6日(月)　15:00～16:15　（ZOOMウェビナーセミナー）

２．テーマ

　　　「海外駐在員と帯同家族の”駐在先”における健康管理」

　　　本セミナーはZoom使用しオンラインで開催します。

　　　事前に次のURLで接続テストを行ったうえでお申し込みください。

　　　https://zoom.us/test

３．講師プロフィール

    　丸紅㈱東京本社診療所長、東京本社産業医　

          山澤文裕（やまさわ　ふみひろ）

　　　 医師、医学博士、労働衛生コンサルタント、日本医師会認定産業医

　　　　1981年　慶應義塾大学医学部卒業

　　　　1986年　慶應義塾大学大学院医学研究科修了

　　　　1986年　慶應義塾大学病院内科助手

　　　　1991年～現在に至る　丸紅東京本社診療所長、丸紅産業医

　　　　1997年～99年、2002～2004年　海外渡航者の健康を考える会　理事

　　　　2004年～11年、2017年～2022年　日本渡航医学会　理事、産業保健委員長

　　　　2011年～現在に至る　日本産業衛生学会関東地方会幹事

　　　　1997年～現在に至る　日本陸上競技連盟　医事委員長

　　　　2004年～2019　国際陸連　医事アンチ・ドーピング委員

　　　　2019年～現在に至る　世界陸連インテグリティユニットTUE委員長

　　　　2005年～現在に至る　アジア陸上競技連盟　医事委員長

　　　　2020年～現在に至る　日本臨床スポーツ医学会　副理事長、総務委員長

  　　　 2022年　日外協アドバイザー就任

４．参 加 費

　　　参加は日外協会員限定。　無　料　

 

【お問合せ先】

     一般社団法人 日本在外企業協会　海外健康・医療センター　江上/中道/安保

　     egami-t@joea.or.jp /nakamichi-k@joea.or.jp /abo-k@joea.or.jp

 

【お申込み】

    下のお申し込みボタンをクリックし、申込みフォームにご入力の上、お申し込みください。

   申し込み締め切り期限：　2月14日（火）午後5時