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開催実績

2022年11月7日

【第4回 海外健康・医療セミナー】大曲貴夫:海外駐在員・家族及び長期出張者の感染症対策

【セミナー内容】

日本在外企業協会 会員の皆様

日本在外企業協会(日外協)海外健康・医療センターが第4回海外健康・医療セミナーを11月7日(月)14:00-15:10に開催します。

テーマは「海外駐在員・家族及び長期出張者の感染症対策」です。セミナー概要は下記をご参照下さい。

前回第3回海外健康・医療セミナー「海外派遣者に対する企業の安全配慮義務」は200名を超える方に参加頂きました。皆様ご多忙かとは存じますが今回も奮ってのご参加をお待ちします。

セミナー概要

1.日時

  2022年11月7日(月) 14:00~15:10 (ZOOMウェビナーセミナー)

2.テーマ

  「海外駐在員・家族及び長期出張者の感染症対策」

3.レジュメ概要

  ①COVID-19とはどういう病気か

  ②COVID-19の重症化リスク、死亡リスクの変化

  ③高齢者や持病のある方にとってCOVID-19は侮れない

  ④ワクチンの効果を正しく理解するには

  ⑤COVID-19の治療や重症化予防策の進歩

  ⑥今後社会はCOVID-19にどう対応していくべきか

  (参考:下記内容をカバー頂いたご講演となります。

    1) コロナ感染の現状と今後の見通し 

    2 )出張・駐在再開の動きにおける 感染症のリスク 

    3) 感染症リスクの回避・予防保全 )

3.参 加 費

   参加は日外協会員限定。 無 料 

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<講師ご紹介>

国立国際医療研究センター

国際感染症センター

大曲 貴夫 センター長: テーマ「海外駐在員・家族及び長期出張者の感染症対策」

・講師より一言

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、国内での第5波までと、6波以降では臨床像が変わりました。第5波までは全体の80%の患者は軽症もしくは無症状であるが、20%前後の患者では発症後1週間前後から咳や高熱が出始め、呼吸の状態が悪く酸素が必要な状態になっていました。6波以降は全体として重症化リスクは低下し、呼吸不全を来す患者は全体の1%未満に、人工呼吸が必要となる患者は東京都のデータで全体の0.04%程度まで低下しました。これは流行株がオミクロン株に移行し、かつ国民のワクチンの2回以上の接種率が80%を越えたことの影響が大きいと考えられます。ただし、第6波以降は軽症もしくは中等症であっても高齢であったり、もともと持病があるなどの理由で全身の状態が悪化し、入院を必要とする方が増えました。過去には重症の肺炎の例を如何に早期に入院させるかが重要でありましたが、6波以降は患者の臨床像や医療ニーズが変化しており、対応が必要です。従来のように中等II―重症の患者を中心に受け入れるための医療体制から、高齢者を中心として必ずしも呼吸不全はないが医療的ケアの必要な様々な患者を受け入れるため、受け入れる医療機関の幅を広げる必要があります。

感染症一般の臨床、病院内外の感染防止対策、感染症に関する危機管理がご専門の国立研究開発法人国立国際医療研究センター 国際感染症センター大曲貴夫(おおまがり のりお)センター長に解説頂きます。

大曲センター長は東京都コロナ感染症 医療アドバイザーとしてご多忙であり、ご講演頂ける機会はなかなかございません。この機会にぜひ、みなさま方のご参加を心よりお待ち申し上げております。

講師プロフィール

  大曲貴夫(おおまがり のりお)

  国立研究開発法人国立国際医療研究センター 国際感染症センター センター長

     ・学歴

   1997年、佐賀医科大学医学部卒業

   2013 年、Master of Science in Infectious Diseases (University of London)

   2015 年、医学博士号取得

     ・職歴

   1997年、聖路加国際病院内科レジデント

   2002年、テキサ ス大学ヒューストン校内科感染症科クリニカルフェロー

   2007年、静岡がんセンター感染症科部長

   2011年、国立国際医療研究センター病院感染症内科科長

   2012年より現職

   2017 年、同センター総合感染症科科長(併)、AMR臨床リファレンスセンター長(併)、

       センター理事長特任補佐(併)

   感染症一般の臨床、病院内外の感染防止対策、感染症に関する危機管理がご専門。

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【お問合せ先】

  一般社団法人 日本在外企業協会 海外健康・医療センター 安保/江上

     abo-k@joea.or.jp / egami-t@joea.or.jp

※日外協は2021年3月に解散した一般財団法人 海外邦人医療基金(JOMF)事業の一部を引き継ぎ、会員企業の海外駐在員・出張者の健康管理や海外の医療事情情報に関するセミナーを2022年度より実施しています。

<日本在外企業協会(日外協)からのお知らせ>

日外協の「海外赴任前セミナー」及び「国別派遣前セミナー」に参加頂いた多くの皆様からのご要望にお応えするべく、日外協の新しい取り組みとして今般「国別生活情報インタビュー動画」を作成しました。第1弾はタイ編です。10月中旬の公開(一般向けのダイジェスト版とセミナー参加者限定の本編)に向けて準備中です。ご期待ください。

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